栗坂良と馬と酒と麺と

馬れてすいません…

るばる来たぜ鮭茶漬

漫然と函館に行こうと思ってたものの仕事周辺がバタバタと定まらず、いざ宿だ飛行機だとを押さえたのが出立一週間前の話。全くツイてました。いつもいつも~バタバタしてしまう性分で御座います。


まあそんな無精者でも旅っつうのはいいもんです。見知らぬ土地で見知らぬ人に触れ、旨いモノを食い酒を呑む。それは日常であり非日常。飛行機や列車の待ち時間に文庫本を読む、車窓の外に目をやる、といった事は煩雑な普段の暮らしの中にあっても勿論出来る事ではあるけれど、吸う空気が違えば気分が違うし浮き足立ちます。


今回、函館競馬場を目指しての旅だった訳ですが、先ず月曜日が祝日だという事が大きかった。例えば今まで新潟や小倉だと最終12Rをやるべきか。どうしたって帰り支度な脳になります。だから今回心置きなくその日の時間を使い果たせるというのは非常に贅沢でありました。


なので競馬以外の二日間は在来線に揺られようと心定め、14時半に新千歳に着いたワタスは函館に向け南千歳へ。途中下車の目的地は室蘭でした。たしかにサッポロ一番は偉大なり!ですが、味噌塩醤油トンコツ以外のご当地ラーメンを食す為にワタスはこの地に降り立ちました。

f:id:kurisakaryo:20180720212216j:plain

味の大王!!!!!


ワタスが店主なら酔うた勢いでも無理過ぎるネーミングです。アレキサンダー、カメハメハ、キン肉真弓以外には形容されない称号。



胸が昂まる



と言っても味の大王さんを知ったのは、エースコックとの企画麺で。カレースープにワカメか!の驚きから。ほか弁ではカレーに味噌汁を、松屋のカレーに味噌汁(これはもれなく無料で付いてきます)なワタスの人生は間違ってなかった!の嬉しさ。絶対ココにいくと密やかなる決心があったのです。

f:id:kurisakaryo:20180720212252j:plain

原理原則にしたがってスープ。スパイシーに頼らない良いカレー味。普遍性とは頼り甲斐。で麺。麺の味が凄え!!小麦ってこんな味するのか!!!かつて行った極太つけ麺有名店でも思わなかった熟成ちぢれ麺の風味よ。叉焼も異常に旨いし、もやしも何かしら本島とは違う感じすら漂ってきます。なにしろ昭和四十年代な味を堪能です。



そんなこんなで店を出て、一路函館。ったって2時間半からの道中。。。

分かっちゃいたけどフランク長い。

f:id:kurisakaryo:20180720212503j:plain

ここで取り出す、玉袋筋太郎著「粋な男たち」。機上で読破済やけど、これはホント名著。玉ちゃん、苦労してんなでも羨ましい人生やで。相方はあんな事に(割愛)

と思ってたら案外あっさり目的地へ。



やはり御大がお出迎えです。夜に函館入りf:id:kurisakaryo:20180720212655j:plain、これで正解やったんかもな。麺の後なのでナイトキャップぐらいで堪忍しとくか、のイカワサビの辛味が沁みる北の夜でありました。はい

f:id:kurisakaryo:20180720212805j:plain